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優等生製作法 【洗脳】 [映画日記<2006年>]

「洗脳」をレンタル・視聴。

う~ん、どうしてアメリカ映画では、学園ホラーというジャンルの映画が、多く製作されるんだろうね。
かつて学園ホラーに出演した事があるブラピは、自分の経歴から消したいと言ったらしい(笑)

どうして見たかと言えば、主演の一人が、ジェイムズ・マーズデン。
彼は、X-MENでサイコロップスを演じている人。
顔が隠れていない作品が見たくてね。
代表作の「ゴシップ」は、何故かDVD化されてないような・・・
おまけだけど、主演の一人、スラブ生まれのけだるい女子高生を演じているのは、あのケイティ・ホームズ。
製作は、ドラマ「X-ファイル」のスタッフ。

兄が自殺を図り、家族の再出発の為に、とある静かな町へ引っ越してきた高校生のスティーヴ(ジェイムズ・マーズデン)
ところが、静かなはずの学園は、ブルー・リボンと呼ばれる、優等生達の集団に、仕切られていた。
さっそく仲良くなった友人に、学園の様子を講義されるスティーヴ。
優等生グループのブルー・リボンは、大人達からは祝福されるほどの優等生だが、何かにキレると(実は性的な興奮が原因なんだけどね)、人を殺しかねないほどの、凶暴性を見せる事があった。
しかも、前日までは問題児だった生徒が、次の日から突然、優等生に生まれ変わるという事実を突きつけられる。
友人が突然、毛嫌いしていたブルー・リボンに加わった事から、スティーヴは学園で洗脳が行われている事実にたどり着くのだった。

筋は、意外と単純。
ようは、問題児を救うという名目で、研究者でもある校医が、生徒を洗脳していたというオチ。
それで優等生を作り出し、貢献しようという事らしい。
いつでも子供達は、大人の都合のいいように、作り変えられる恐れがあるという事を提唱している作品なのでしょうね。
スティーヴが、真面目ではあるが、優等生でもなく、ストーリーテラーにはもってこいだね。
兄の自殺に、実は動揺しているというバックグラウンドも、まぁ機能している。
洗脳の事実に、いち早く気付きながらも、結局洗脳されていまう友人や、
スラブ生まれだという事だけでのけ者で、アウトサイダーなノリの女友達も、スティーヴとロマンスを重ねるには上手いキャラかな。
学園の清掃夫も、頭のユルい人物のように見せているが、実はまともな人物で、最後に、スティーヴを助けるという伏線も、機能している。
ネズミよけの音波発生マシーンみたいのが、洗脳された生徒達の弱点になるあたりは、笑ってしまったけど。
低予算で、ありがちなチープな学園ホラー、という割りに、以外とキャラや設定がちきんと機能していて、それなりに楽しめる作品だったよ。
ただちょっと気になったのは、精神病患者達の描き方。
あれは、なんとか団体から、抗議がこないかなぁ、と変な心配をしちゃったよ。
洗脳の方法も、笑ってしまうけど、実はちょっと怖かったりする。
サブリミナル効果を狙ってか、いかにも優等生な真面目な言葉を映像で見せながら、眼球に何か小さなチップみたいのを入れるのだけど。
これはイヤだなぁ。
本人の意思とは全く関係なく、絵に書いたような優等生になっちゃうなんてさ。
髪型とか、服装とか、いかにもだけどさ。
でも、個々のアイデンティティが、こんな方法で壊されちゃうなんて、やっぱりイヤだ。
ちょっと真面目に考えちゃったけど、チープさが、どこか愛おしいく感じるよね。
でもやっぱり、学園ホラーは、なくなんないんだろうな(笑)

洗脳

洗脳

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2003/06/25
  • メディア: DVD


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