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買っちゃった「大公式2」 【筋肉少女帯】 [音楽日記]

ボられているよな・・・
と思いつつ、やっぱり買っちゃいました。

筋肉少女帯のベスト・アルバムの第2弾。

「大公式2」

第1弾の「大公式」は買ってないんです。
だって、筋少のアルバム全部、持っているもん。
持ってる曲だけなら、いりません。
でもね、「大公式2」は、悔しい事に、昔の曲の新録あり、未収録曲あり、と、マニアなファンの心の隅をつつくオマケがあって・・・

すっかり、レコード会社の手の上で、転がされてますな。
どこまで行っても、お釈迦様の手の中。

あらためて選曲を見てみると、なんだかすごいマニアック(笑)

「大公式」は間違いなく入門編な選曲。
すごくまとも。
初めてライヴに行くんだけど・・・って初心者が聞くのに、いい感じ。

「大公式2」はねぇ。
ファンが好きっていう曲の、次点の曲ばかりが集められたって感じ(笑)
アルバムの中でも、2番目か3番目に好き、って曲なんだよね。
ライヴでも、やるかなぁ?だし。

それに、新録の曲が「福耳の子供」。
これもねぇ、びっくりするよね。この曲、新録したなんて。
1988年、デビューアルバムの「仏陀L」からのチョイス。
でもさ、このアルバムからのチョイスなら、別の曲じゃね?みたいな。

という訳で、こんなマニアックなベスト・アルバム第2弾ですが、ちょっと思い立ったので、1曲ずつ、簡単な解説でもしてみましょうかね。
あくまで、私的な所感、だけど。

「福耳の子供'08」
新録Ver.は、ギターソロが入ってる。
当時は、メインがなんといっても三柴氏のピアノだったから、確かに現代版「福耳の子供」なのかも。
ラストのセリフが、オーケンの声になってた。
元は女性の声。「エヴァンゲケリオン」の綾波レイのしゃべり方が、この声のイメージなのは、有名な話。

「少年、グリグリメガネを拾う」
すごくオーケン色の強い曲。寺山修司の影響とかね。
“少年~、少年~”とか“グリグリ~、グリグリ~”とか繰り返しが続いて、耳タコになりやすい。
しかも、メガネをかけて見える中身が、これまた微妙にエグくなくて、肩透かしなんだけどの、そこが妙に気になる、という絶妙さ。
答えが出ないラストも好き。

「ハッピー・アイスクリーム」
普通は選ばないよな、という曲。
この頃は、よく少女が登場していた気がする。
でも、本当に曲の中で少女たちと掛け合いしちゃうとはね。
楽しげな少女たちの声が、すごく落ち着かない。

「僕の歌を総て君にやる」
オーケンのうつ病ソング。
おそらく、本当にこんな気持ちだったのでしょう。
オーケン、マジで自殺するんじゃないか、って思ってた。今だから言えるけど。

「君よ!俺で変われ!」
米米ファンの友人から、カールスモーキー石井氏が、この歌詞を絶賛していた、って聞いた気がする。
ポストウォーターのCMソングで、CM用の別歌詞があった。
多分、すごいラブソング。

「労働者M」
初めて聞いた時、中学生にはなかなか衝撃的だった思い出が。
ダイヤモンドと、1万円札と、アンモナイトが同列に並ぶセンスが、素晴しい。
この曲を聞いて、人生を考えちゃ、絶対にいけないよ(笑)

「スラッシュ禅問答」
コテコテなオーケン流禅問答と、スラッシュってところが、筋少なのだと思う。
たいした事ない曲だよな、って思っても、サビでツーバスドコドコされたら、つい嬉しくなったり。

「日本の米」
本当にくだらない寸劇調のセリフのやり取りが収録されているけど、曲自体は傑作。
この曲も、米と愛が同列に並ぶ。
“米”が16コ並ぶ歌詞カード、見た事ある?

「青ヒゲの兄弟の店」
オーケン、誰だったか忘れちゃったけど、デュエットしてます。
それほどどうとも思わなかった曲なんだけど、ライヴでアコースティックバージョンを聞いたら、良いかも、って思った。

「きらめき」
野口五郎が歌詞に出てくるのも、彼らだけでしょうね。
相変わらず、愛など存在はしない、って歌ってるんだけど、でもその中に、少しだけあたたかいものが感じられるところが、筋少が好きな理由。

「俺の罪」
サルネタがオーケンのマイブームだった時期の曲。
ほとんど意味なし。
ずっと思っているんだけど、サルは「モキー」て鳴きません。

「タイトロープ」
これ、いつ頃の曲なのかしら。
NTTのCMソングらしいけど、記憶に全くなし。
タイトルが「タイトロープ」って事は、「サーチライト」と同じ頃なのかな。
妙にさわやかさんな曲。

「タチムカウ~狂い咲く人間の証明~」
後期の曲なんだけど、暗くて少々攻撃的で、何にそんなに立ち向かいたかったんでしょうかね。

「何処へでも行ける切手」
サビの部分で歌われている、包帯で描かれた真っ白な少女、は、これまた「エヴァンゲリオン」の綾波レイの元ネタ。
作者が筋少ファンだったらしい。これも有名な話だね。
曲自体は、暗いねぇ。
この曲が収録されているアルバム自体があまり好きではなかった為、この曲もあまり・・・

「大釈迦」
「釈迦」のスペシャルバージョンで、昔のベストアルバムに収録されているもの。
歴代のメンバーたちによる演奏は、ちょっとした感動ものだけど、CDで聞くから、ごちゃごちゃした印象。
収録現場は、そりゃ、楽しかったんでしょうが。
「釈迦」は、ザ筋少!って曲だと思う。

「少女の王国」
ボーカルのみ新録。
オーケンが、1オクターブ高く歌ったり低く歌ったりってのが気に入らなかったって、どこかで聞いた記憶が。
静かな入りから、情熱的なサビの部分につながる感じが好き。

「ボヨヨンロック」
まんがみちというオーケンが筋少をまともにやる前に出した曲。
はっきり言って、歌詞はゴミ。
オープニングのツインギターは、カッコイイ。
小学生が連呼して、アホみたいに遊ぶような歌詞を、成人男性が絶叫しているんだから、若気の至りで済むのか、オーケン?
でも、傑作!

アルバム買ったら、久しぶりに特典をもらいました。
これ↓
king-showクリアファイル.jpg

クリアファイルです。
分かりづらいけど、メンバーのシルエットの中は、ライヴの写真がたくさん。
昔はこういう特典もらえるの嬉しかったけど、今になると、どうしていいものやら、困る。
使えないしなぁ・・・

CDジャケットも、てっきり「大公式」と色違いとかにするのかと思っていたら、違ってたね。
デザインだけ見たら、マシンガンズっぽいような気も・・・

「大公式2」は、あまりお薦めできません。
興味のある方は、是非、「大公式」の方をお薦めします!


大公式2

大公式2

  • アーティスト: 筋肉少女帯
  • 出版社/メーカー: TOY'S FACTORY Inc.(VAP)(M)
  • 発売日: 2008/03/19
  • メディア: CD



オールタイム・ベストアルバム 筋肉少女帯 復活究極ベスト“大公式”

オールタイム・ベストアルバム 筋肉少女帯 復活究極ベスト“大公式”

  • アーティスト: 筋肉少女帯,大槻ケンヂ,是永功一,白井良明,佐久間正英
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 2007/03/14
  • メディア: CD



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コメント 2

アニ

LICCAさんこんばんわ(^^)/

はい、私も当然買いました(笑) 確かにおっしゃるとおり別に
買わなくてもなーとは思ったのですが、まあせっかくだしと思い
購入しましたが、やはり自分の好きな曲そうでない曲など色々
ありますから、まあそんなにヘビーローテーションすることは
無いでしょう(笑)

初めて筋少を聞く人に勧めるならどのアルバムかなー?って
以前考えたことがあって、その時は「エリーゼのために」かなー
って思ってました。個人的にはあのアルバムが筋少の中でも
まあ無難なアルバムだろうなーと思うのですが…

まあ、まずはツアーですよね!!早いもので来週末から始まります
から今から予習・予習ですね(^_^)v 
by アニ (2008-03-20 23:07) 

LICCA

アニさん、こんばんわ!
当然(笑)、お買い上げですか~。私はずいぶん迷いました(苦笑)
筋少のアルバムに、無難って言葉、似合わないですよね。
でも、一番初級編なら、「エリーゼ」あたりかもしれませんね。
私の一番好きな曲「生きてあげようかな」も収録されてる事ですし。
「月光蟲」もいいのかなぁ・・・
そう、もうツアーなんですよね。今回の筋少は、あちこちライヴがかぶってて、涙を飲んでます。結局、4月6日しか行けません。でも、その日におもいっきり楽しみますです。はいっ!
by LICCA (2008-03-21 22:15) 

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