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アホなシチュエーション映画 【アドレナリン】 [映画日記<2007年>]

「アドレナリン」をレンタル&視聴。

フリーのヒットマン、シェブ・チェリオス(ジェイソン・ステイサム)は、中国マフィアのドンを殺した事から、宿敵のベローナに自宅を襲撃され、中国製の合成毒を打たれてしまう。
ベローナによれば、シェブの命は、あと1時間。
ベローナに復讐しようと自宅を飛び出すシェブだが、体調は最悪。
なじみのドクターに話をすると、おそらくアドレナリンを放出し続ければ、作用器官との結合を阻止でき、毒の作用を遅らせる事ができるという。
シェブは死を遅らせ、自分の命を救う為、そしてベローナへ復讐する為、走り出す。
アドレナリンを出し続けようと、猛ダッシュ、カーチェイス、ドラッグ、処方薬、セックス・・・
シェブの命は、あと1時間・・・

アメリカとは、なんと懐が大きい国か・・・
これほどまでに、アホなシチュエーション映画が作れるのだから、さすが、としか言いようがないわな。

シェブが、アドレナリンを放出し続ける為に、あれやこれやと試していくのが、この作品の面白いところ。
アドレナリンは、興奮や快楽を感じた時に分泌される脳内物質だから、
興奮や快楽を求めて、
でも本人は命がかかっているから、大真面目に取り組む姿が、なんともオカシイ。

まずは、猛ダッシュ。
単純だけど、なんか笑っちゃう。
元々身体能力の高いジェイソン・ステイサムが演じているから、ただ走っていても、様になるね。
カーチェイスもお手の物。
車のままショッピング・モールに突っ込んだり、
警察のバイクを失敬して、爆走する姿は、確かにカッコイイ。
でもさ、バイクに乗った時、病院で警察に追われていたシェブは、
患者用の入院着に着替えていたから、
バイクに乗る後姿は、お尻が半見え!
日本の病院提供の入院着って、確か前開きだけど、
アメリカのって、後ろだよね。
しかも、ヒモで3ヶ所とか結ぶやつだから、その隙間から、お尻がチラッチラッと見えるの。
冷静に考えると、バレない為の着替えなのだから、パンツまで脱ぐ必要は、全くないのだけど、
どう見ても、バイクに乗る後姿は、キレイにお尻の肌が見えて・・・
笑わせて頂きました。
ご馳走様。

人口アドレナリンを病院でもらおうとするシェブだけど、そう簡単に、もらえるはずがない。
そしたら、親切な人が、アレルギー用の鼻にプシッュとやる薬に、それが含まれていると教えてくれた。
もう、猛ダッシュしながら、点鼻薬をプシュプシュプシュプシュ・・・

つくづく、アホだなぁ、と感心しちゃったよ。

しかも、恋人のイヴと、公衆の面前で、セックス・・・
確かに、興奮するわな。
でも、シェブより、イヴの方が興奮してるし。
そこはチャイナ・タウン。
中国人と思われる人たちが、みんな楽しそうに見てるなぁ。
イヤがってないあたり、中国人、ナイス!

後半、もう薬やらアドレナリンの効果で、幻覚と話すエレベーターのシーンがあるのだけど、
その時、このエレベーターに同乗していたのは、実は日本人。
日本語しゃべっているのだけど、しかもその部分には、字幕もなかったのだけど、
それが日本語だって気づくのに、少し時間がかかっちゃったよ。
というか、最初、日本語だって分からなかった。
そのくらい、日本人サラリーマンを演じた方の日本語が、変なイントネーションだった。
お決まりの、中国人だったのかな・・・分からんけど。
それなら、ちょっと寂しいな。

前半、散々周りを引っ掻き回して、おマヌケなシェブだったけど、
実は、毒を打たれるキッカケになった中国人マフィアのドンを、シェブは殺してなかったのだよ。
シェブは、足を洗い、恋人イヴと暮らす為に、一芝居うっていた訳だ。
それなのに、ドクが言うには、治療はできない、
やがて昏睡状態になり、数日の延命はできるが、死は避けられない、と。
急に展開がクールになってきたぞ。
覚悟を決めたシェブが、ベローナや、シェブを使い捨てにしたボスなんかと、全面対決。
本当は解毒剤を手に入れたかったシェブだけど、
結局は、それも叶わず、
ラストは、はるか上空、ベローナと格闘の末、二人ともヘレコプターから落下。

落下しながら、青い空を眺めるシェブが、感傷にひたるシーン。
え?
これって、こんなシビアな終わり方?
墜落死しかないじゃん・・・
そんなふうに思って見ていたら、予想に違わず、シェブは車で一度跳ね返ってたら、アスファルトに激突。
鼓動の音が聞こえ・・・

あぁ、死んじゃって終わりなのか・・・はぁぁ、
なんて思ったけど、ちょっとした違和感が。
シェブ、ちゃんと死んだのかな?
もちろん、高度何百メートルとかから落下したのだから、死ぬだろうけど、
なんだか映像的には、しっくりこない。
ちゃんと死んだってところを、見せていない気がしたの。
そしたら、今日、この感想を書く前に、Wikipediaを検索したらさ、
続編が決まっているらしい。
それこそ、えっ?!

まぁ、基本的には、アホさが全面に出ていて、軽い気持ちで、わははっなんて見れて楽しかったよ。
イヴを演じたエイミー・スマートは、「バタフライ・エフェクト」のアシュトン・カッチャーが演じたエヴァンの恋人ケイリー役で出演していた女性なのだけど、
この時は、かなりシリアスな作品だったから、そのイメージが強くて、なかなか気づかなかったけど、
このイヴは、結構なアホ。
見た目もしゃべり方も、アホっぽい。
それが惚れた手前、全くイヴに弱いシェブという図が、イヴがアホなほどオカシしかった。

ジェイソン・ステイサムも、「トランスポーター」シリーズで知った俳優さんだけど、
アクション俳優として、その地位も確立しているし、カッコイイと思うよ。
ちょっと背が足りないと思うのは、私のワガママで。
あまりB級の作品ばかりに主演というのも、良くないと思うのだけど、
シリアスだけじゃなくて、ちょっとコメディ入った作品もいけるなら、いいんじゃないかな。

見る方は、軽い気持ちで、お楽しみ下さい。

アドレナリン

アドレナリン

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2007/11/23
  • メディア: DVD


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コメント 2

Victoria

こんにちは(*`ω´*)
私はこの映画を試写会でみたんですが。。。

>続編が決まっているらしい。
>それこそ、えっ?!

工エエェェ(;`ω´;)ェェエエ工
工エエェェ(;`ω´;)ェェエエ工
工エエェェ(;`ω´;)ェェエエ工

まじでビックリしました(;`ω´;)
by Victoria (2007-11-30 16:40) 

Catcat44

Victoriaさん、こんばんわ!
感想を書く前に、ウソはまずいなと簡単に調べてから書いたりするのですが、その時、たまたまWikiを見たら、そう書いてあったのですよ。
えぇーっ!!
ですよね。
でもちょっと仕掛けっぽいラストだったので、そうくるか!とツッコミました(笑)
by Catcat44 (2007-11-30 23:40) 

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