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参ったなぁ~話 [徒然日記]

入院中の“参ったなぁ~”をいくつか。

まず、私が入院していた都内某所の大学病院。
個室の価格が異常に高い!
いわゆる差額ベッド代ってやつですが、要は1泊いくらという値段設定。
確か、3万円から。

ひーっ

とてもじゃないけど個室には入院できません。

しかし大丈夫、大部屋ならこの値段がタダです。
部屋代かかりません。
その代わり、大部屋、複数人で同じ部屋です。

この大部屋、入院した事のある方なら分かると思いますが、カーテン1枚のプライベート。
他にさえぎるものは何もありません。

しかも私が入院していた消化器外科の病棟は一番くらいに古く、築40年以上とか。

いいですか、昔の古くて妙に暗い病棟を想像してください。
狭い部屋に押し込められたベッドの数。
独特の病院臭。

まぁ、だいたいそんなところです。
もちろん、そんな陰湿なところじゃないですよ(笑)
念の為。

ただ、古くて狭いのは本当。もう仕方がないです。はい。

なので、当然、カーテン1枚のプライベート。
同部屋の方々の見舞客との会話、先生や看護師との会話、はい、当然筒抜けです。
ほぼ、全部聞こえます。
耳という意味でのプライベートはほぼありませんね。

そこで一番参ったなぁだったのが、“いびき”。

身に覚えのある方いらっしゃいますか?
私とて、自分の事は棚によいしょと上げてしまって(笑)

あのですね、可愛らしいいびきはそんなに気にならないんですよ。
それが、ものすんごいいびきを持ってらっしゃる方がたまにいらっしゃる。

大部屋は6人~8人くらいかな。
その中で一人すんごい方がいらっしゃると、まぁ大変。

夜は当然、その方が寝られると聞こえてきます。

すぴぴぴ~なんて可愛い。
すんごい方は、ずごごご~ぐががが~と往復でいびきかきます。

こちらが寝てしまってからのいびきは気にならないのですが、病院に入院という環境、こちらもそれほどの熟睡はしていませんし、よく夜中目が覚めちゃいます。

すると、部屋のどこからか、ずごごご~ぐががが~と聞こえる訳です(笑)

さらにすんごいのは、そういう方は、お昼寝でも、果ては午前中寝でも、ずごごご~ぐががが~。

ずごごご~ぐががが~ずごごご~ぐががが~ずごごご~ぐががが~

そういう訳です(苦笑)

よく退院の時、迎えの車の中でグチっていましたが(笑)、仕方がないと思って諦めるのが一番です。
気にしない事です。
気にしないのは正直難しいですが、気にしない事です。
それで眠れなくなったら、こっそり看護師さんか先生に相談して、眠れるように安定剤とか睡眠導入剤を処方してもらえばいいのです。
入院してると、結構あっさり薬もらえます。
弱いやつですけど。

いびきではなく、おしゃべりが達者すぎてうるせーってなる場合もありましたね(笑)
先生や看護師さん相手に、見舞客相手に、まぁよくしゃべる事しゃべる事。
全部聞こえてるんですけどー。
なぜああいう類の自己アピールって鼻につくんでしょうかね。まったく。

マジ?って思ったのが、お祈り。
いや、してもいいんです。
宗教をどうこうっていうのではないんです。
ただ、見舞客合わせて結構な人数でベッドを囲んでお祈りが始まった時には、えーっ?ちょっと待て!となった事は本当です。
これも全部聞こえてくるんですよ。
ある意味、怖いですよ。
病室での集団お祈り。

個人的に一番参ったなぁとなったのは、採血です。
入院生活、よく血を抜きます。
術後などは2日おきとかに採血します。
基本、採血とレントゲンが経過を見る手段なのですよ。

この採血、朝ごはんを食べてしまうと数値に影響が出る場合が多いので、基本朝イチで血をとります。
病院の朝イチは起床時間の6時です。
6時をすぎると、担当の看護師さんたちが続々とやってきて、採血のある日は、このタイミングで血をとります。
 
私、朝寝坊だったので、この看護師さんが来るタイミングで起こされる訳です。
まさに寝起き。
寝起きで採血。

それが参ったなぁ、ではなく、私の血管が問題なのです。
よく血管が細い方が健康診断などで何度も針を刺されて~なんて話聞くと思うのですが、
まぁこれが毎回行われていたと思ってください。

よほどの手練れなら一度で成功する場合もありますが、だいたいの看護師さん、とくに若い経験の浅い方は、ものすごい苦労します。

針が血管を避けて刺さります。
血管が逃げてしまって、針刺さっても全然血が出てきません。
すると当然看護師さんは血管を求めて針を動かします。
時に刺し直します。
しかしなかなか血管に当たりません。

次の攻撃は、一度針を完全に抜いてしまってから、再び違う場所に針を刺します。
ここが血管に当たりやすいか否か。
あれこれ腕を回したりひっくり返したりしながら血管を探します。

しかし、これがまた上手く刺さりません。

さすかに2回刺し直しをすると、チラがあかなくなり「すいませんもう少し先輩と代わりますね」となります。

いつもいつも謝られて、非常に申し訳なかっです。
私の血管が軟なせいで。

もう少し先輩も、少しかまえてやってきます。
後輩が一度失敗しているので、先輩の私が失敗する訳にいかないってなるんだと思います。

三人目になった事もあります。
ホントやっかいです。
なんか若い看護師さんの登竜門みたいになってました。

こういう患者さん、結構いると思いますよ。

入院中の採血は看護師さんですが、ごくたまに先生が採血する事もありましたが、まぁ、似たり寄ったりですかね。
もちろんベテランの先生ほど成功率高かったですけど。
一度すごい具合いが悪くなった時に、まだ若い女医さんが採血しに来た際、採血しずらいのを知っていたので、どうせならちゃんとそれなりの量が取れるようにって、最初っから足のつけねのところの太い血管に針刺して採血してましたね。
確実だからって。

さらにこの女医さん、某検査の為の採血でそこそこの量を取らなきゃならなかったのですが、最初なかなか血管に刺さらなかったので、ええーいと最後は動脈探して、針を縦に立てて刺してましたよ。
そのおかげがちゃんと採血できましたけど(笑)

水分が足りなかったり、栄養が足りなかったり、あと薬などでやられたりしてると、血管弱くて採血難しくなるみたいです。

点滴も同じ感じですよね。
私、今回ので初めて点滴したんですけど、それまで健康だったので、ここまで苦労するとは全然思いませんでしたよ。
採血と一緒で血管に針がなかなか刺さらないし、刺さっても点滴していると、薬が落ちる速度に血管が負けてしまって点滴の薬剤が落ちなくなったり。
しかも数日で確実に血管が痛くなって、さらには腫れたりして、よく針の刺し直ししました。
もう採血と点滴の針の痕だらけになってましたからね。一時。

薬が漏れてしまうと痕が紫色になってしまうので、その痕を〇〇(針を刺した人の名前)痕と呼んでました(笑)

ひとつ笑い話にならない参ったなぁがあります。

入院中、夜中目が覚めてしまい、トイレに立ったとしましょう。

どうも廊下がざわついてます。
看護師さんたちがバタついて廊下を小走りで行ったり来たり、回診以外ほとんど病棟で見ない先生の姿なんかもあったりします。

そして、ドラマとかで見た事ある、しかし普段は病棟にない機械が廊下にあったります。

それを見て、あぁと思います。

当然入院中ですから、病棟にはいろいろな患者さんがいて、病状が軽い人、重い人、いる訳です。
あまり重篤な方は個室にいたり、そもそも別の例えばICUとかそういう類のところにいると思うので、あまり出会う事はないのですが。

夜中に急変が多いのではないですかね。

分かりました?
トイレに立った際、そういう事態に遭遇したりするのですよ。
私、2回くらいありました。
そういう事態に遭遇したの。

もちろん結果は知りません。どうなったのか分かりません。

だってそういう時は、すっと用を済ませて、さっとベッドに戻って、何事もなかったように再び寝ます。

そうするのが良いのでしょう。

なんか入院あるあるみたいになってしまいましたね(笑)

苦笑いしたりイラッとしたり怖ってなったりしながら、入院生活送ってる訳ですよ。
参考に・・・ならないか(苦笑)


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