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エピガイ&見どころ・中の後編 【SUPERNATURAL】 [SPN日記(別館へ引越し)]

米ドラマ「SUPERNATURAL」のエピソードガイド&私的見どころの続き。
いつもの事だけど、遠慮なくネタバレしてます。
しかも、ディーン贔屓。
では、長文覚悟の上、ごゆっくり閲覧下さい~。

【イントロダクション】
サム・ウィンチェスター(ジャレッド・パダレッキ)は、美しい恋人ジェシカ(エイドリアン・パトリック)と暮らしながら、ロースクールを目指す大学生。
ある晩、サムのアパートへ、兄のディーン(ジェンセン・アクレス)が突然訪ねてくる。
父親のジョン(ジェフリー・ディーン・モーガン)が狩りに出て、戻ってこないと言うのだ。
22年前、まだ赤ん坊のサムの部屋で、彼らの母親メアリー(サマンサ・スミス)が、天井に貼り付けられて、焼死するという事件があって依頼、ジョンはそれが闇に潜むものの仕業だと考え、全米各地を転々としながら、悪霊退治を生業としていた。
ディーンはずっと父親を手伝っていたが、普通の生活をしたいサムは、父と兄から遠く離れて、大学に通っていたのだ。
週末だけとの条件で、サムはディーンと共に、父親を捜しに出かける。
父ジョンは見つからなかったが、アパートへ戻ったサムを待っていたのは、天井に貼り付けられ、母メアリーと同じように炎に包まれたジェシカの姿だった。
ジェシカを失ったサムは、ようやく父ジョンとディーンの気持ちを理解でき、ディーンと共に、悪霊退治の旅に出るのだった。
そして、サムには予知夢を見る能力が・・・

第17話【死を招く屋敷/Hell House】
町で有名な心霊スポットHell Houseで、本当に高校生が首を吊られて殺される事件が起こる。
調査を始めるサムとディーンだが、地元の高校生の証言は、みな食い違っており、埒が明かない。
早速Hell Houseに忍び込む二人だが、そこで「超常現象の見張り番」というウェブサイトを運営する、超常現象オタクの二人組みに遭遇する。
サムとディーンを素人呼ばわりする、オタク二人組み。
夜、早々と悪霊を退治してしまおうとHell Houseに乗り込む二人だが、現れた悪霊は、何故か岩塩が効かない。
そして、そこでも、オタク二人組みが現れて、散々な事に。
サムとディーンは、事件をもう一度調べ直ししなければならなくなる。
≪見どころ≫
この回の悪霊は、恨み辛みではなくって、人々の想念が具現化したもの。
Hell House自体は、ふざけて作ったニセモノだったけど、偶然チベット僧侶が用いた何とかって言う記号が書かれていて、その作用も手伝って、一人一人の思いが集まると、噂も本当になりかねない、っていうお話。
ウェブサイトを見る事で、噂が広まるってアイディアは、今時っぽくていい。
それと、サムとディーンが遭遇する、超常現象オタクの二人組みが、めちゃナイスなキャラ。
どこか胡散臭くて、素人っぽいのに、ビデオカメラ片手にうんちくを語るこのオタク共は、何をやらせてもオカシイ。
EMFの事を、サムとディーンに得意げに説明しているシーンは、笑える。
散々、サムとディーンにからかわれたオタク二人組みだけど、こんなキャラなら全然OK。
テレビドラマのヴァンパイアハンター「バフィ」のファンってところも、素人臭くていいよ。
でも、この回、そんなオタク共よりも、もっとオカシイのは、兄弟二人のいたずら合戦。
思わず、お前らバカ兄弟か!ってツッコミ入れたもん。
最初に仕掛けたのは、運転に飽きてきたディーン。
隣で寝ているサムのお口にスプーンを挟んで、写メでパチリ!
その仕返しに、サムはディーンに内緒で、インパラのオーディオボリュームをマックスに。
その仕返しに、ディーンはサムのシャワー中、パンツにかゆかゆパウダーをフリフリ。
その仕返しに、サムはディーンが飲んでいるビール瓶に、瞬間接着剤を塗り塗り。
アホか!
どうも、ディーンのいたずらの方が、たちが悪い気がする(笑)
もう途中から、悪霊の事も、オタク共の事も、どうでもよくなっちゃう。
嬉々としていたずらを仕掛けるバカ兄弟が、大好きだ。
ひとまず休戦調停結んでいたけど、この兄弟、車に乗ってて飽きてくると、こんな事して遊んでいるんだろうか。うーん、楽しい。
舞台は、テキサス州、リチャードソン。
実は、この町はジェンセン・アクレスのホームタウン。地元ってヤツだ。
生まれは同州ダラス。
でも、実際の撮影は、カナダのバンクーバー周辺。残念だなぁ。

第18話【魔女/Something Wicked】
突然、父ジョンがディーンの携帯に座標を送ってきた。
場所はウィスコンシン州、フィッチバーグ。
早速調べ始めるサムとディーンだが、二人が解決しなければならないような事件は、何もおきていない様子。
それでもディーンは、ジョンがわざわざ座標を送ってくるのだから、必ず何かあるはずだと主張してきかない。
やがて二人は、この町で子供ばかりが謎の伝染病で、次々こん睡状態に陥り、入院している事実を突き止める。
一番最近、入院した子の家に忍び込み、何か痕跡を探すサムとディーンだが、窓際に発見した手形に、ディーンの古い記憶が甦る。
ディーンは、それがシュトリーガという、子供の魂を好んで吸う魔女の一種である事を知っていたが、サムは全く知らなかった。
昔、父ジョンが追っていて、取り逃がしてしまっている事をディーンは覚えているが、サムに記憶はない。
チェックインしたモーテルで、ディーンは幼い弟の面倒を見る兄と出会う。
シングルマザーの母親が経営するモーテルの息子たちだ。
その兄と、かつての自分が重なるディーンだが、シュトリーガの魔の手は、この兄弟に迫りつつあった。
≪見どころ≫
ディーンの切なさ満点の魅力に、メロメロな回。
まだ子供だったディーンが犯した、唯一のミスで、しかもよりによって、モーテルを出るなというジョンの言いつけを破り、侵入してきたシュトリーガにサムを殺されそうになったという、彼の払拭できない汚点を清算するお話だね。
ディーンが父に絶対服従するようになったキッカケでもある。
最初はサムに、本当の事を言えなかった気持ちは分からなくもない。
ディーンにとっては、父ジョンは、この世でただ一人、全幅の信頼をおいている人物。
サムはどちらかというと、学生生活をクラスの友達と楽しんでいたふうなのだけど、ディーンは父について、悪霊退治の技術を、一生懸命学んでいたよう。
それなのに、そんな父を裏切るようなミスを犯した自分が、許せなかったのでしょうね。
父の冷たい視線を浴びたディーンは、本当にどんな心地がしたか、考えたくないよ。
ジョンがディーンを送り込んだって事は、ジョンにしてもディーン自身に、決着をつけさせたかったんだと思う。
優しさ、なのかな。
男のケジメ、なのかもしれないけど。
でもジョンが、本当にディーンという自分の息子の存在を、真剣に考えなきゃならない状況に追い込まれるのは、もう少し先の話。
にしても、こんな子供の頃から、悪霊退治に出かけているジョンを、モーテルに閉じこもりひたすら待っているなんて、本当にサムとディーンって、ろくな生活してないなぁ。
しかもディーンなんて、まだ10歳にも満たない頃から、侵入者にはまず撃て、尋問はそれからだ、なんて父から教わっているなんて、なんつー子供なんでしょ。
前から不思議だったんだけど、サムとディーン、本当にどうやって学校卒業したんだろう。
もう一つのカギは、モーテル経営のシングルマザーの息子たち。
シュトリーガに弟アッシャーが襲われてしまって、兄のマイケルは、アッシャーが病気になったのは、自分のせいだと責める。
マイケルと同じ年の頃に、やはりシュトリーガを目撃して、しかもサムを危険に晒しているディーンは、弟を守りきれなかったマイケルの気持ちが分かりすぎるくらい分かるのも、ごもっとも。
このマイケルを演じている子役君、演技がすんごく上手いんだ。
しかも、金髪の美男子になりそうで、ちょっとウハウハ。
マイケルとディーンを重ね合わせている作りは、効果的だね。
過去の回想シーンのサムとディーンもいい感じ。
感情に突き動かされているディーンは、やはりとっても魅力的だよ。
ディーンの、なんでもジョンの言いなりすぎる態度の原因が、やっと分かったサムが、ディーンに言い過ぎてごめんねって謝るんだけど、その時ディーンのセリフが「Oh,God.Kill me now!」
そんなディーンが大好きだ。
オープニングに、ディーンの「オレはヨーダだから、いつでも正しいんだ!」発言あり。
字幕でも吹替えでも、ヨーダの事は完全シカトなんだけど、
英語字幕を確認したら、「I'm the oldest.」になってた。アレ?
このヨーダ発言、ファンサイトでも話題になってたんだけど、どうなんだろう。
発音を聞く限り、ヨーダに聞こえるけど、正直、私には判断できましぇん。
というか、ヨーダほどの有名人なら、そのままの訳で通る気がするよ。

第19話【呪われた肖像画/Provenance】
富豪の夫婦が、密室で殺された事件を調べ始めたサムとディーン。
その夫婦は、殺された日の、一枚の肖像画を購入していた。
父ジョンの日記にも記述があり、その絵の購入者は、みな殺されてしまっている。
早速、絵を売りに出したオークションハウスを訪ねた二人は、オーナーの一人娘サラと出会う。
調査の結果、絵に描かれている家族に、原因があると突き止めた二人だったが、絵はすでに売られてしまった後だった。
二人はサラと共に、購入した女性宅へ急ぐが・・・
≪見どころ≫
ようやく、サムちんの素敵な素敵な恋愛話。
事件の方は、絵に描かれた家族の末の妹が、絵から抜け出して、購入者を惨殺していたというオチ。
でも、絵の中の人物が動き出すのは、定番だと分かっていても、怖い。
しかも、この娘、ゴシックなドレス姿で、ごついカミソリ片手に、お人形さんを引きずりながら出てくるもんだから、ホラーそのもの。
一方、兄弟がオークションハウスで出会うサラが、とってもクレバー。
最初にサムに会った時、彼の知識を、なにげに試したりしてるからね。
しかも度胸が据わっているというかなんというか、兄弟から悪霊退治の仕事の事を聞かされても、最初は驚いて信じなかったものの、それじゃあそれを証明して見せて!って、堂々と兄弟に着いていってしまうのだから、とっても頼もしい。
サムとサラは優等生同士、なんやかんやで相当いい雰囲気。
ところが、そうと分かってはいても、サムはなかなかジェシカの事が吹っ切れない。
しかも、それをサラにツッコまれる始末。
サムは、自分と関わった女性がみんな死んでしまっているから、サラもそうなりはしないかと、臆病になっていて、あと一歩が踏み出せないんだ。
でも、当のサラは、悪霊云々はともかく、明日バスに轢かれて死んでしまうかもしれないのだから、勝手な心配はしないで、と言い切る。
なんとも強ーーい女性なのだ。
ディーンが、そんなサラを気に入って、あの手この手でサムをけしかける気持ちも、よーく分かる。
ディーンは、サムにはそろそろ、本気でジェシカの事を、過去の出来事として収めた方がいいと思っているみたい。
そうじゃないと、サムがこの先、幸福にはなれないよな、なんて心配してるのかな。
初めてサムとサラで食事をした時、オシャレなお店でワインリストを手渡され、オロオロしているサムに気付き、「私ビールで。」と言える彼女の賢さは、見習いたいくらい。
サラとサムには、いつの日にか、本気で上手くいって欲しいと思っているよ。
タイトルにもなっている、絵の所有者を記録したプロベナンスという書類。
これを読みながら事件を語るサムと、それを聞きながらナイフを研ぐディーンが、とっても対照的で、二人のを象徴しているかのようで、面白い。
優等生なサラとサムに対して、ディーンの雰囲気が明らかに違うのは、興味深いよね。
この時、二人が泊まったモーテルが、サタデーナイトフィーバーのような内装で、溜め息でハモる二人は、やっぱり楽しいなぁ。

とりあえず、3話分。
昨晩、一度全部消してしまって、ものすごい凹んだのだけど、書けて良かったよ。
中篇が二つに分かれてしまって、申し訳ない。
次のアップで、シーズンファイナルまでいけると思うので、待っていて下さいね。


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