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SPNシーズン3を気軽に書いてみようEP12 【SUPERNATURAL】 [SPN日記(別館へ引越し)]

前書き。
英語は分からんです。
和訳などは、エピソードガイドを書いて下さってる、複数のブログを参考にさせて頂いた上で、私なりに解釈してます。
単なる感想です。
この先、妄想やいわゆる“萌え”を、大いに含んでいる可能性がありますので、読まれる方はご注意を。

EP12 「Jus In Bello」

タイトルの意味は、「戦争の法律/Law of War」
「戦時下での正義/Justice in War」、といったところかな。

このエピ、久しぶりに兄弟のうるうるエモーショナルシーンのほとんどない、
どちらかというとアクション主体の、「SUPERNATURAL」元来の姿に近い感じ。
なので、見終わった後の深読みポイントは、ほとんどなかったかな。

とは言え、イエローアイドデーモンに変わる、新たな敵の登場という事もあり、
巷の評判は、10話、11話と比べて、賛否分かれているようだけど、
私としては楽しかった。

何故なら、
前半は、兄弟とFBI特別捜査官Henricksenとのやり取りだから。
シーズン2EP12「再戦/Nightshifter」で初登場した時から、HenricksenとDEANの会話が好き。
Henricksenは、いわゆる兄弟のしている“狩り”を知らなくて、
というかまさか本当にそんなモノがいる事すら、全く信じてなくて、
でも、これが世間では常識な訳じゃない。
だから、Henricksenは誤解をしているのだけど、普通なら誤解するのよ。
命がけでDEANやSAMが人を救っても、
世の中の常識からすれば、
DEANはシリアルキラーで銀行強盗。
しかも、Henricksen、いろいろ調べたあげく、
DEANの事をハンニバル・レクターで、
SAMは半分まともな彼の弟、
というところまで、誤解が進んでいる。
これは面白い!
サタニック・キラーとまで言った。アッパレ。
まぁ、墓を掘り返して、遺体を燃やしたりしていれば、普通ならそう思うよな。
だから、死に物狂いで兄弟を逮捕しようとしているHenricksenに、ちょっと頑張って欲しいの。
Henricksenに対峙するDEANは、立場的にものすごく不利だから、マジで焦るDEANが見れる。
これも面白い。
いつもジョークと皮肉で相手をやり込めるDEANだけど、
真面目にヤバいシチュエーションの時には、本気で焦っているから。
DEANが自分たちがやっている事を、説明したところで、誰も信じないってところが、楽しいのよ。
前にも書いたけど、主人公が陥るピンチのシチュエーションで萌えるのは、「警察」「病院」「人質」。
私の中で、三種の神器だよ。
「再戦/Nightshifter」で、シェイプシフターをマンドロイドだと言ったロナルド・レズニックが、「誰も自分を信じない」といって嘆いていたけど、それを見たDEANが、「ロナルドは自分たちと同じで、頭がオカシイと思われている」ってコメントしてるんだよね。
これって、つまりは、今、上で書いた事なのよ。
DEANもそれを分かってる。
DEANにしたって、今まで何度も「オカシイんじゃないのか」って言われているのだろうし。
まぁ、“狩り”の為に、不法侵入から時には殺人まで、いろいろ手を染めている兄弟だから、リアリティを求めすぎなくても、法律の枷は必要だと思うよ。
なにより、その方が楽しいし。

だから冒頭、BELAが泊まっていたホテルにのり込んだSAM&DEANが、逆にハメられてFBI&警察に踏み込まれるシーンから、もううっきゃーって思いながら見てた。
床にうつぶせにさせられて、ミランダ権を聞かされながら手錠をかけられて、二人が見上げた先にHenricksenが現れた時には、よし、キタキターッ!と興奮したよ。
Henricksenを見て、がっくり床に頭を落とすDEANが、最高にキュート。
警察署でも足の鎖じゃらじゃらさせて、二人仲良く並んで歩く兄弟に、ニヤニヤ。
さすがに、留置場の中で、引っ張られた鎖にバランスを崩して、おいっ!ってなシーンは、サービスショットかと思ったけど。
いや、可愛かったから、いいんだけどね。

やっとの事で、再び兄弟を逮捕する事ができたHenricksen。
まぁ、前回の「脱獄/Folsom Prison Blues」では、わざと捕まった兄弟だから、事情を知らないHenricksenは可哀想だったんだけどね。
今回の彼は、ちょっと違う。
最初、英語の壁に阻まれて、留置場でDEANになんて話しかけているのか分からなくって、DEANがあそこまでイヤそうな顔をするのか、SAMが心配そうな顔をするのか、分からなかったのだけど、いつもお世話になっている「Supernatural.tv」さんのFull Synopsisを読ませて頂いたら、分かったよ。
Henricksen、DEANに会うたび言っている「Super-Max」、これは「Super maximum security prison」の事で、とにかく厳重警備の刑務所に入れたくて、仕方がない。
だって、2回も兄弟に逃げられているんだもの。
FBIとしての彼のプライドが許さないでしょう。これ以上は。
だから、裁判までネバダ州の最高警備の刑務所に入れられるよう、裁判所の命令を取り付けている事、
さらには、ここだけの話それは法律に違反するだろうけど、DEANの為に、防音で窓のない、小さな独房を用意している事を、かなり自慢気に話して聞かせるの。
それだけじゃなくって、もう二度と兄弟が顔を合わせられない事、
デーモンハントも、実はJOHNがDEANを洗脳した結果だと言って、ますます兄弟をコケにしているね。
それなら、DEANが怒るのも分かる。
人の命を救って、結果がこれだもの。
本当に報われない兄弟だよ。
こちらとしては、そんなシチュエーションが楽しいのだけど。
なんか楽しみ方、間違っている気もしなくもないけど・・・

それからは、デーモンにpossesedされた人たちがわんさか出てきて、DEANが撃たれたり、HenricksenがPossesedされちゃったりで、兄弟とHenricksenは和解して、保安官以下、みんなで協力してデーモンと戦う事になる。
戦い自体は、それほど目新しいところはなかったかな。
RUBYが30人以上集まったデーモンに対し、コルトを盗まれた兄弟を責めて、バージンの子の心臓を取り出せば、デーモンをやっつける呪文を知っていると言い出し、しかも秘書のNANCYちゃんがおあつらえ向きにバージンで、それをDEANが必死で止めて、でもSAMはそうした方がいいのかもって顔をしてて、といった感じ。
この時のDEANとSAMの見解の違いは、あまり深刻にはならなかったね。
多分ストの影響で、EP11とEP12を入れ替えたから、その分、まだこの時点では、それほど深刻にならなかったんだと思うよ。
先にEP11「Mystery Spot」を見ちゃっているから、ちょっとした違和感になるのだけどね。
こればっかりは、仕方がないか。
この見解の違いこそ、タイトルにもなっている「戦時下での正義とは?」というところ。
一人の犠牲でその他全員が助かるなら、犠牲にした方が良いのか。
戦争という特別な状況下で、誰がその決断を責められるか、という難しい問題ね。
これは、ラストのオチにもつながる事。

SAM&DEANの兄弟は、もう二度とPossesedされないように、シンボルをTattooで左胸に入れたんだね。
いつの間に・・・
ちとびっくり。

それから、とうとう登場の、SAMの新たな敵。
この正体には、ヤラれたな、と思った。
いかにもホラーらしいといえば、そうなのだけど。
ゴスっぽい、可愛らしい女の子でしたな。
小学生低学年くらいのね。
しかも、ホワイトアイドデーモンだ。
BELAはその言動に問題ありだから、これからの展開待ちだけど、というか、コルトがどうしても欲しかった理由がありそうね。
RUBYにしても、このホワイトアイドデーモンにしても、女性が登場しても、それほどイヤではない。
シーズン3が始まる前に、レギュラーに加わるのが二人とも女性だと分かった時点で、アメリカではものすごいブーイングだったみたいだけど、キャラクター的に面白ければ、私は全然OK。
恋愛感情云々は、ストーリー的に納得できるかどうか。
JOに対してああだこうだ思ったのは、彼女のキャラクター設定が、すごく身勝手な考え方を持った人物だったから。
自分の父親が死んだ事を、JOHNのせいにして、さらには兄弟にあたったでしょ。
あれはナシだった。
でも、そうでなければ、別にいいのよ。
ドラマの中のキャラクターと、演じている俳優さんは別物、さらに、その俳優さん自身だってプライベートまではよう知らん、と冷静に考えられるだけ、年を取ってしまったって事なんだけどね。
寂しいネタだなぁ。

この少女のデーモンに期待しましょう。
毎回、子役のキャスティングには定評のあるスタッフだから、心配しなくてもいいんじゃないかな。

この少女デーモン。
せっかくみんなで協力して、30人以上いたデーモンを、地獄に送り帰せたのに、
Henricksenも、兄弟はヘリコプターの爆発で、死体の認識ができないほどになってしまったと報告するって言ってくれたのに、
皆殺し。
バージンのNANCYちゃんも、Henricksenも、保安官も、全~員、殺しちゃった。
可愛い顔して、やる事がえげつない。
でも、これが、SAMの新しい敵になるんだね。
ちょっとワクワクしてこない?

つまりは、DEANが力説した常識にのっとって、誰の犠牲も出さずに解決したはずなのに、結局は、ホワイトアイドデーモンを逃した為に、全員犠牲になってしまった、という、タイトルにつながる話なのよ。
もしあの時、NANCYちゃんの心臓をえぐり出して、呪文を使っていれば、ホワイトアイドデーモンを殺せていたかもしれない。
それなら、その以上の犠牲はなかったし、SAMの新たな敵は、脅威になる前に、始末できたって事ね。
RUBYは、その呪文を使えば、自ら死んでしまうのも厭わなかったのにね。

Henricksen以下、みんな死んでしまって、果たして兄弟の犯罪歴は、一体どうなったんだろう。
帳消しできたのかな?
そのあたりは、はっきりしない。

ラスト、皆殺しの事実を知ったSAMは、なかなか凹んだ顔をしていた。
それに比べDEANは、なんだかちょっと考えのありそげな顔してた。
あの表情は、ちょっとひっかかる。

このエピは、今までから、その次へと進む、ちょうど橋渡しの回だったようだね。
だから、シーズン2から引き続いて登場していた人物が清算されて、その替わりに新たな敵が登場して、BELAにも秘密がありそうだし、何よりRUBYがまだまだ謎が多い。
エピソード的にもちょうど半分だし、そういう流れなのでしょう。
これから、DEANの命と、SAMの役割や能力の問題に取り組むのにね。
好きだったキャラクターがお亡くなりになるのは寂しいけど、ここのスタッフは、結構あっさり殺しちゃうからね。
ASHの時も思ったけど。
次へのステップなら、成り行きを期待しましょう。

so-netの長期メンテが月曜の15:00から入るという事で、かなり慌しく書いてしまいました。
でも、だいたいは捉えられたと思うので、良しとしますか。
今シーズン、残り4話で、果たしてどこまで話が進むのか、気になって仕方ない。
次のスポイラー、早く出ないかしら・・・


タグ:SUPERNATURAL
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KIKU

お久しぶりです^^

Jus In Bell最高でしたね!!警察、特にヘンリクセン絡みのエピって本当に面白いなあ。私も、うぎゃーって何度も叫んでました笑

英語があれなんで、LICCAさんの日記で気になってたシーンの糸口がようやくつかめました。ほんといつもありがとうございます!
ディーンとサムが言い争うシーン、そうゆうことだったんですね。
サム、そっか、思ったより軽いエピじゃなかったんだ。
ベラやルビー、ラストのディーン。歯車動き出した感じで興奮します。
新しいキャラの女の子私もつぼで、やられてます笑

ほんと次が待ち遠しい!
しかしエモーショナルなエピが続いて、気持ちが落ちつきませんね・・・。
by KIKU (2008-02-25 00:29) 

mika

LICCAさん、早速12話の記事ありがとうございます!
LICCAさんの感想を読んで、つくづく私って、ウエットに感情移入し過ぎなんだな~と反省しました・・なんだかこのエピ観終わった時虚しいような、悲しいような不快な気分になってしまったんです(-_-;)途中のデーモンとのファイトシーンまでは、良かったんですがラストで何で~と思ってしまって!どーも、納得がいきません。でも、新しい展開のための準備という事なんでしょうか?あと、2か月も我慢しなくちゃ次のエピが見らんないのは辛いとこだけど、次が決まってるということに感謝して、いい子で待ってます(T_T)
by mika (2008-02-25 01:06) 

LICCA

KIKUさん、こんばんわ!
うきゃー!ニヤニヤの連続でしたよね。もう何度見返したか分かりません(笑)
SAMが少しずつ変わってきているので、RUBYの作戦に、ノーコメントでしたよね。前ならDEANよりも先に、「NO」って言っているかも。
本来、「Mystery Spot」がこの後のエピだったので、あのサイボーグSAMになる訳なんですよ。
LILITH(リリス)、気になりますね~。あのゴスっぽい顔が、カワイイけど怖い・・・
そういえば私、本文でLILITHって名前、書き忘れました・・・
次が待てません。まだ、スポイラーも何もでていないので、ガマンできますが、少しでも出てきたら・・・
楽しみですね!
by LICCA (2008-02-27 22:07) 

LICCA

mikaさん、こんばんわ!
確かに、HenricksenもNANCYちゃんも死んでしまったのを知った時、えー!って虚しい気持ちになりましたよ。
個人的には、Henricksenには、ルパンと銭形のとっつあんみたいに、いつもまでも追いつ追われつしてて欲しいですから。
実際捕まっちゃうと、まずいんですけどね。シャバに出れないから・・・
ここのスタッフは、すぱっとキャラクターを整理しすぎるんですよね。
こっそりいなくなるんじゃなくって、ばっさり殺す(苦笑)
先に進む準備だとは思います。
これから、兄弟の、壮絶な戦いが始まるって事で、いい子にしていられるかは分かりませんが(笑)、とにかく待ちますよ。4月24日までは!
by LICCA (2008-02-27 22:12) 

maxy494

LICCA様
こんばんは。第12話解説、お疲れ様&ありがとうございます。

最近のヘビーなエピ群に胃もたれ気味の私は、シーズン3のエピについては、なかなか書くことができません。
なので、こうして読ませていただけるのが、とっても嬉しいです。
新エピ始まるまで2ヶ月。その間に、少しずつ調整できるといいのですが……。

たとえ結果的に状況を悪化させているとしても、私は、あの「誰も殺さない!」の、DEANが好きです…。それにしても、あのヘンリクソン、好きなキャラだったので、残念。せっかく兄弟の見方になって助けてくれそうな人が増えたと思ってたのに…。あんなに簡単に抹消しなくても…。

by maxy494 (2008-02-28 20:05) 

LICCA

maxyさん、こんばんわ!
毎回エモーショナル&伏線張りまくり、謎のオンパレードで、確かにお腹一杯です(苦笑)
元々、英語が全部分かる訳じゃないし、でも何か吐き出さないとそれこそお腹一杯になりすぎてしまうので、軽い気持ちであれこれ言ってしまおう、というコンセプトでシーズン3を書いているので、かいつまみくらいが調度いいのかも、なんて思いながら、毎回一生懸命書いてしまってます(笑)

DEANは本当に“No Choice”の時にしか、殺さないんですよね。
本当に“No Choice”の時は潔いですが(笑)
ヘンリクセン、好きキャラでしたよ。私も。どちらかと言うと、いつまでも勘違いしてて欲しかったかもしれませんが。意地悪ですね(笑)
敵は増えますが、なかなか仲間は増えませんよね。RUBYくらい?いや、彼女も100%は信用できないんですが・・・

by LICCA (2008-02-29 01:17) 

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